著者紹介

空木春宵(うつぎ・しゅんしょう)

 1984年生まれ、東京都在住。2009年より創作文芸サークル・ソウブンドウの代表及び広報担当として活動開始。2011年に「繭の見る夢」で第二回創元SF短編賞佳作(現優秀賞)を受賞、後に『原色の想像力2』(東京創元社)に収録。その他の作品に「女郎花織る蛛将」、「感応グラン=ギニョル」、「The Indiscipline Engine」、「揺籃ラテルナ・マギカ」、「樹想夢記」(いずれもソウブンドウ)など。


川獺右端(かわうそ・うたん)

 1964年生まれ、神奈川県川崎市在住。1976年より活動開始。小説、漫画、ゲーム製作と活動は多岐にわたる。代表作は同人ゲームの『魔法少女サカナ』と『国都の剣 道中編』、いずれもおすすめ同人紹介において高い評価を受け、その年の同人ゲーム・オブ・ザ・イヤーにおいて好成績を残している。シナリオライターによる小説作品を集めた『オマケ・ノベル』の編集長を務め、同作にて短編小説も多数発表。その他の作品に「ねねっちは屋根の上」(granat『卒業式の後 君は』所収)など。


猿川西瓜(さるかわ・すいか)

 1984年生まれ、大阪府在住。2009年より活動を開始、新文藝活動紙「明日を見つけた!」を、大阪市内のギャラリーやカフェ等に配布。からほりまちアート、ジンピクニック、協同企画公募展おんさ等のイベントにも参加。2013年に「敗戦記」で第33回大阪文学学校賞奨励賞を受賞。主な作品に「北京」(葦書房『樹林』所収)、「同じ月」(『文学よろずばなし』所収)、「ウエディング」、「追いかけ記」、「音花の床下」(いずれも大坂文庫)など。


添田健一(そえだ・けんいち)

 1972年生まれ、東京都杉並区在住。2004年より活動開始。掌編小説が『てのひら怪談 己丑』、『てのひら怪談 庚寅』(ともにポプラ社)、『みちのく怪談コンテスト傑作選』(荒蝦夷)などに収録。代表作は第3回「幽」怪談文学賞長編部門の最終候補になった『墨妖』(後に雲上回廊より刊行)。その他の作品に「迷迭香」、「鳥占いし女~蜃気楼」、「長江のうた 星へのたび」、「志怪小説逍遥」など。また古書店イベント団体「西荻ブックマーク」のスタッフとして、複数のイベントを手掛けている。

責任編集

秋山真琴(あきやま・まこと)

 1984年生まれ、愛知県名古屋市在住、雲上回廊代表。1999年より活動を開始し、同人編集者として『回廊』、『ゆる本』、『生』、『幻視コレクション』の他、四十冊以上の雑誌や合同誌を手掛けた。同人小説家としては掌編が『てのひら怪談2』、『てのひら怪談 百怪繚乱篇』、『てのひら怪談 己丑』(ポプラ社)に掲載され、別名義で応募した作品が第4回創元SF短編賞の最終候補に残った。代表作は『山吹色外典』。